実践的基礎知識 月次レポート編(5)<月次レポートの読み方株式編②>

ピクテ投信投資顧問株式会社
実践的基礎知識 月次レポート編(5)<月次レポートの読み方株式編②>

ピクテ投信投資顧問株式会社が、実践的な投資の基礎知識を初心者にもわかりやすく解説します。※本連載は、ピクテ投信投資顧問株式会社が提供するコラムを転載したものです。

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月次レポートの読み方株式編②

今回も株式を主要な投資対象とする投資信託の月次レポートの主なチェックポイントをご紹介いたします。月次レポートで開示されている項目のうち、今回は任意開示項目についてご説明いたします。

(任意開示の)変動要因の内訳をチェック

今回も株式を主要な投資対象とする投資信託の月次レポートの主なチェックポイントをご紹介いたします。今回は運用会社が自主的に開示すべきと考える任意開示項目についてご説明いたします。

 

まず基準価額変動の内訳です。分配金を支払うタイプで為替ヘッジなしで、海外の株式に投資するファンドの例を見てみましょう(図表)。海外の株式に投資するファンドの基準価額の変動要因は主に4つあります。

 

[図表]月次レポート記載項目例

 

まず資産そのものの動きである株式要因、そして為替要因があります。次に分配金要因、そして信託報酬等のコストであるその他要因があります。分配金要因と信託報酬等のコストであるその他要因はファンドから資金が流出する要因となりますので、必ず基準価額のマイナス要因となります。

 

例えば、18年3月を見ると、1ヵ月で基準価額が79円の下落となっていますが、主な要因は為替と分配金だったことが分かります。また3ヵ月では騰落率-8.63%となっていますが、市況要因で申し上げると、株価と為替両方の要因でマイナスになっていることが分かります。

 

なお、設定来の要因で18年3月末の基準価額に分配金を足しても、設定来の騰落率と一致しないのは、分配金再投資効果によるものです。

 

 

当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『実践的基礎知識 月次レポート編(5)<月次レポートの読み方株式編②> 』を参照)。

 

 

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