1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
米国株式市場は、新型肺炎の感染拡大の過度な懸念が後退したほか、中国人民銀行が連日で大量の資金供給を続けたことなどに加えて、好調な米経済指標や企業決算も好感されました。週間ではNYダウは3.00%上昇しました。日本株式市場は、中国の景気刺激策への期待や対ドルでの円安、米国株高などを好感して上昇しました。日経平均株価は2.68%上昇しました。3月期決算発表が続いていますが、その影響は限定的でした。欧州株式市場は、中国の景気刺激策への期待や中国の対米関税税率引き下げの発表などが好感されました。DAX指数は4.10%、FTSE100指数は2.48%上昇しました。中国株式市場は、香港ハンセン指数が中国の景気刺激策への期待などから4.15%上昇しました。上海市場は延長された春節休暇明け初日に、新型肺炎の感染拡大と経済への影響などを懸念して大幅に下落しましたが、戻り歩調となり、3.38%下落しました。
<リート>
グローバル・リートは欧米の株式市場の上昇を好感して1.18%上昇しました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、中国の景気刺激策への期待や中国の対米関税税率引き下げの発表に加えて、好調な米国景気指標などを受けて0.077%上昇しました。日本、ドイツ、英国の10年国債利回りも上昇しました。
<為替>
中国の景気刺激策への期待や、米長期金利の上昇などから円は対米ドルで1.29%の円安となりました。対ユーロではほぼ横ばいとなりました。
<商品>
原油価格は、新型肺炎による世界経済の減速懸念などから2.40%下落しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2020年2月3日~2月7日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2020年2月10日)
先週の注目の「マーケット・デイリー」
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2020年2月3日 先週のマーケットの振り返り(2020/1/27-1/31)
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2020年2月5日 先月のマーケットの振り返り(2020年1月)
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