
三井住友DSアセットマネジメント株式会社が、2020年1月27日~1月31日のオーストラリア市場について振り返ります。※本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するマーケットレポートを転載したものです。
為替
先週の豪ドルの対円レートは、下落しました。29日に発表された豪10-12月期消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回り豪ドルが買われる場面があったものの、中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大への警戒感が強まったことから、豪ドルは対円で下落しました。
金利
先週の豪州の3年国債利回りは、低下しました。中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大し、リスク回避の動きとなったことから安全資産とされる債券が買われ、金利は低下(価格は上昇)しました。
株式
先週の豪州株式は、下落しました。中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の急拡大が内外経済に悪影響を及ぼすとの懸念が広がり、28日には大幅に下落しました。その後はやや持ち直しましたが、週間で下落しました。

株式指数は、MSCIオーストラリア指数(配当込み、現地通貨ベース)。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
リート
先週の豪州リート指数は、下落しました。中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大に対する懸念が広がり、主要な株式市場が下落するなどリスク回避の動きが強まったことから、リート指数は下落しました。

リート指数は、S&PオーストラリアREIT指数(配当込み、現地通貨ベース)。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2020年1月27日~1月31日のオーストラリア マーケット動向』を参照)。
(2020年2月4日)