1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
主要国の株式市場は中国の新型肺炎の感染拡大と経済への影響などを懸念して下落しました。米国株式市場は、中国の新型肺炎の感染拡大を受けて、米政府が中国全土への渡航警戒レベルを最高レベルに引き上げた他、米国企業の中国での業務休業の報道を受け業績懸念が強まり下落しました。週間ではNYダウは2.53%下落しました。日本株式市場は、3月期決算発表が続いていますが、その影響は限定的で、中国の新型肺炎の感染拡大を受けて、世界経済の減速懸念などを嫌気して下落しました。日経平均株価は2.61%下落しました。欧州株式市場は、DAX指数は中国の新型肺炎の感染拡大や低調な経済指標などを受けて4.38%、FTSE100指数は中国の新型肺炎の感染拡大や原油価格の値下がりなどを受けて3.95%下落しました。中国株式市場は、香港ハンセン指数が新型肺炎の感染拡大と経済への影響などを懸念して5.86%下落しました。上海市場は春節休暇のため休場でした。
<リート>
グローバル・リートは欧米の株式市場の下落を嫌気して1.30%下落しました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、中国の新型肺炎の感染拡大による経済への影響や欧米の低調な経済指標に反応して0.177%低下しました。日本、ドイツ、英国の10年国債利回りも低下しました。
<為替>
中国の新型肺炎の感染拡大による経済への影響や米長期金利の低下などを受け、円は米ドルで0.85%の円高、対ユーロでも0.27%の円高となりました。
<商品>
原油価格は、新型肺炎による世界経済の減速懸念などから4.85%下落しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2020年1月27日~1月31日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2020年2月3日)
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