為替
19年12月23日~20年1月3日までの豪ドルの対円レートは、対12月20日比で下落しました。昨年末にかけて米中貿易協議の進展期待などでリスク選好度が強まり、コモディティ価格などが上昇したことを受けて豪ドルは上昇しました。一方、年明けに米国のイラン革命防衛隊司令官殺害を受けてリスク回避目的の円高が進んだため、豪ドルは対円で下落しました。
金利
19年12月23日~20年1月3日までの豪州の3年国債利回りは、低下しました。米中貿易協議の進展期待などを受けた景気回復期待の高まりから、年末にかけて金利は緩やかに上昇していましたが、年明けに米国のイラン革命防衛隊司令官殺害を受けて安全資産である債券が買われたため豪州の3年国債利回りは低下(価格は上昇)しました。
株式
19年12月23日~20年1月3日までの豪州株式は、下落しました。米株が年末に下落したことに連れて、これまで米中貿易協議の進展期待を背景に上昇していたオーストラリア株式も利益確定売りに押されました。年明けの取引では、米国のイラン革命防衛隊司令官殺害を受けて原油価格が急伸しエネルギー関連株が上昇したため、やや値を戻しました。
リート
19年12月23日~20年1月3日までの豪州リート指数は、小幅に上昇しました。米中貿易協議の進展期待などで緩やかに上昇していたリート指数は、昨年末に米・豪株の下落や豪金利上昇等を受けて急落しましたが、年明けに米国のイラン革命防衛隊司令官殺害を受けたリスク回避の動きが急速に進み金利が低下したことから、豪州リート指数は反発しました。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2019年12月23日~2020年1月3日のオーストラリア マーケット動向』を参照)。
(2020年1月7日)