
三井住友DSアセットマネジメント株式会社が、2019年12月16日~12月20日のマーケットの振り返りのマーケットについて振り返り、「1. 先週の市場動向、2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場、3.先週のメキシコペソ市場、4. 先週のブラジルレアル市場、5. 今週の主な注目材料」のそれぞれについて解説します。※本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するマーケットレポートを転載したものです。
1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
米国株式市場は、米中貿易協議の第1段階合意を受けて相場の先高観が広がっておりNYダウ、S&P500種株価指数、ナスダック総合株価指数共に過去最高値を更新しました。20日発表の11月の個人消費支出が前月比0.4%増え堅調な伸びが確認されたことや、半導体関連株が上昇したことなども寄与しました。NYダウは週間では1.14%上昇しました。日本株式市場は、米国株高などは好感されましたが、前週末の13日に日経平均株価が前日比598円29銭(2.55%)高と急騰した反動などから、週間では日経平均株価は0.86%下落しました。欧州株式市場では、ポンド相場の下落などを背景に、FTSE100指数は3.11%上昇しました。ドイツDAX指数は0.27%上昇しました。中国株式市場では、米中通商協議の進展や中国の鉱工業生産や小売統計等の良好な経済指標を受け上海総合指数が1.26%、香港ハンセン指数も0.66%上昇しました。
<リート>
グローバル・リートは欧米株高などを受けて1.36%上昇しました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、米中貿易合意の進展や堅調な経済指標を背景に週間で0.095%上昇しました。日本、ドイツの10年国債利回りも上昇しました。
<為替>
円は、対米ドルでは米中の第1段階の通商合意は先週までに織り込み済みで、109円台半ばでのもみ合いとなりました。対ユーロでも小幅な動きとなりました。
<商品>
原油価格は、米中の景気指標が堅調な内容であったことなどから、0.62%上昇しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場

(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

(出所)FactSet、Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

(出所)FactSet、Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
3. 先週のメキシコペソ市場

(注2)メキシコペソ/米ドルの騰落率はメキシコペソの対米ドルでの騰落率。
(注3)WTI原油先物価格の単位は米ドル。
(注4)前週比は2019年12月13日から2019年12月20日まで、前月末比は2019年11月29日から2019年12月20日まで、前年末比は2018年末から2019年12月20日まで。
(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
4. 先週のブラジルレアル市場

(注2)ブラジルレアル/米ドルの騰落率はブラジルレアルの対米ドルでの騰落率。
(注3)鉄鉱石はシンガポール取引所の鉄鉱石先物価格(米ドル)。
(注4)前週比は2019年12月13日から2019年12月20日まで、前月末比は2019年11月29日から2019年12月20日まで、前年末比は2018年末から2019年12月20日まで。
(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2019年12月16日~12月20日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2019年12月23日)
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