為替
先週の豪ドルの対円レートは、上昇しました。米中貿易協議において、米中政府が「第1段階」の合意に達し、15日に予定されていた米国の対中制裁関税「第4弾」の発動が見送られることや、既に発動済の一部関税引き下げを米国が検討しているとの報道を受けて市場のリスク選好度が高まったことから、豪ドルは対円で上昇しました。
金利
先週の豪州の3年国債利回りは、上昇しました。米中貿易協議において、米中政府が「第1段階」の合意に達し、15日に予定されていた米国の対中制裁関税「第4弾」の発動が見送られることや、既に発動済の一部関税引き下げを米国が検討しているとの報道を受けてリスク選好度が高まり、3年国債利回りは上昇(価格は低下)しました。
株式
先週の豪州株式は、上昇しました。米中政府が「第1段階」の貿易合意に達したとの報道や、英国の総選挙で与党・保守党が勝利し英国の欧州連合(EU)離脱が実現する公算が高くなったことから、リスク選好度が高まりました。一方、マネーロンダリング(資金洗浄)を巡る問題で厳しい調査を受けている豪大手銀行の下落が上値を抑制する場面もありました。
リート
先週の豪州リート指数は、下落しました。米中貿易協議で「第1段階」の合意に達したとの報道を受けてリスク選好度が高まり、長期金利が上昇したことなどから、リート指数は下落しました。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2019年12月9日~12月13日のオーストラリア マーケット動向』を参照)。
(2019年12月17日)