1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
先週の主要株式市場は、米中が「第1段階」の通商合意に至り米国による12月の対中追加関税が見送られることになったことや、英総選挙での保守党の大勝などが好感されて上昇しました。米国とユーロ圏で金融政策の決定会合が開かれましたが、金融政策は据え置かれました。事前予想に沿った内容で市場への影響は限られました。米国株式市場は、NYダウは週間では0.43%上昇しました。日経平均株価は、週末の13日に前日比598円29銭(2.55%)高の2万4,023円10銭となり、年初来高値を更新しました。上昇幅は今年最大となりました。週間では日経平均株価は2.86%上昇しました。欧州株式市場では、ドイツDAX指数が0.88%、FTSE100指数は1.57%上昇しました。中国株式市場では、上海総合指数が1.91%、香港ハンセン指数も4.49%上昇しました。
<リート>
グローバル・リートは、米中が「第1段階」の通商合意に至り、株式に資金シフトする動きが出て3.05%下落しました。
<債券>
日米欧の債券は、前週比小幅な変動となりました。米国の10年国債利回りは、米国が中国との通商協議で「第1段階」の原則合意に達したとの報道を受けて一旦上昇しましたが、買戻しも入り前週比0.014%と小幅に低下しました。
<為替>
円は、米中が「第1段階」の通商合意に至り米国による対中追加関税が見送られることになったことや、英総選挙で保守党が大勝したことなどから対ユーロでは1.15%下落しました。対米ドルでも0.74%下落しました。
<商品>
原油価格は、米中が「第1段階」の通商合意に至ったことなどを好感して、1.47%上昇しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2019年12月9日~12月13日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2019年12月16日)
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先月の「マーケット・マンスリー」
2019年12月4日 先月のマーケットの振り返り(2019年11月)
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