為替
先週の豪ドルの対円レートは、上昇しました。先週開催された豪州準備銀行(RBA)の金融政策決定会合で、政策金利が据え置かれたことが豪ドルの支えになりました。一方、予想を下回る豪7-9月期GDPなど弱い経済指標が上値を抑えました。
金利
先週の豪州の3年国債利回りは、上昇しました。RBAが金融政策決定会合で政策金利を据え置いたほか、楽観的な経済見通しも維持したことから3年国債利回りが上昇(価格は低下)しました。 しかし、その後発表された豪7-9月期GDPや10月の小売売上高が市場予想を下回る内容となり国内の景気減速が意識され、多少戻す展開となりました。
株式
先週の豪州株式は、下落しました。トランプ大統領がブラジルとアルゼンチンから輸入する鉄鋼とアルミに追加関税を課す考えを示したほか、米中通商合意が来年の大統領選の後になる可能性を示唆したことでリスク回避の動きが強まり、下落しました。その後は、米中協議の進展を示すコメントが米中からなされたことなどからやや持ち直しました。
リート
先週の豪州リート指数は、下落しました。長期金利の上昇を受けて、リート市場は下落しました。一方、週末にかけては、米中協議の進展を示すコメントが米中からなされたことなどで株式市場が持ち直したことから、リート指数も多少持ち直しました。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2019年12月2日~12月6日のオーストラリア マーケット動向』を参照)。
(2019年12月10日)