インド株式市場は堅調推移…2019年11月後半

リスク選好姿勢が強まり、最高値更新が続く/デイリーマーケットレポート

三井住友DSアセットマネジメント株式会社 調査部
インド株式市場は堅調推移…2019年11月後半

本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するデイリーマーケットレポートを転載したものです。

 

(注)データは2019年11月26日基準。 (出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
インド市場の推移 (注)データは2019年11月26日基準。
(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

(注)データは2018年11月26日~2019年11月26日。 (出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
インドの株式、通貨 (注)データは2018年11月26日~2019年11月26日。
(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

SENSEXは最高値更新が続く

■インド株式市場は、堅調地合いを維持しています。米国株式市場で主要指標が史上最高値を更新するなか、米中貿易協議が進展するとの期待から投資家のリスク選好姿勢が強まり、インド株式市場にも買いが入っています。中国商務省は26日、劉鶴副首相とライトハイザー米通商代表部(USTR)代表、ムニューシン米財務長官が貿易協議「第1段階」の合意に関して電話会談を行ったと発表しました。市場はこれを好感し、代表的な株式指数のSENSEX指数は26日の場中に初めて41,000ポイント台を付け、過去最高値を更新しました。

海外からの資金流入が継続

■インド政府が9月20日に大型法人減税を発表して以降、世界的なリスク選好の強まりも後押しし、インド株式市場には海外からの資金流入が続いています。足元の海外投資家の買い越し額は4週連続でプラスとなり、法人減税発表のあった9月20日以降の累計の買い越し額は63億ドル(約6,800億円)を超える規模となっています。

7-9月期のGDPが注目される

■米中協議の進展期待の高まりで投資家のリスク選好姿勢が強まり、海外からの資金流入が続いていることから、インド株式市場は当面堅調な展開が見込まれます。こうしたなか、29日に発表される7-9月期のGDPが注目されます。今年に入り5%台の成長に急減速しているGDPは7-9月期も減速が続くと市場では予想されていますが、成長鈍化の度合いが焦点となりそうです。

 

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『インド株式市場は堅調推移…2019年11月後半』を参照)。

 

(2019年11月27日)

 

関連マーケットレポート

2019年11月19日 米中交渉の進展が待たれるアジア株式市場

2019年11月12日 インド株式市場は最高値更新(2019年11月前半)

 

【ご注意】
●当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
●当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、三井住友DSアセットマネジメント、幻冬舎グループは責任を負いません。
●当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
●当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
●当資料は三井住友DSアセットマネジメントが信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
●当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
●当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録