
三井住友DSアセットマネジメント株式会社が、2019年11月4日~11月8日のマーケットの振り返りのマーケットについて振り返り、「1. 先週の市場動向、2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場、3.先週のメキシコペソ市場、4. 先週のブラジルレアル市場、5. 今週の主な注目材料」のそれぞれについて解説します。※本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するマーケットレポートを転載したものです。
1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
米国株式市場は、中国商務省が、発動済みの追加関税を段階的に撤廃する方針で米国と一致したと発表したことから、昨年来の米中通商摩擦が沈静化するとの期待が高まり上昇しました。NYダウは史上最高値を更新し、週間では1.22%上昇しました。日本株式市場は、米中通商交渉の進展期待を受けた円安・米国株高や、9月の世界半導体売上高の前月比増加を受けた半導体市場の回復期待の高まりなどを好感して景気敏感株を中心に上昇しました。週間では日経平均株価は2.37%上昇しました。欧州株式市場では、米中通商交渉の進展期待などから上昇しました。ドイツDAX指数は2.06%、FTSE100指数は0.78%上昇しました。中国株式市場では、米中通商交渉の進展期待などを受け、上海総合指数は0.20%、香港ハンセン指数は2.03%上昇しました。
<リート>
グローバル・リートは、欧米の長期金利の上昇などを受け2.84%下落しました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、米中通商協議への進展期待や、米10月ISM非製造業景況指数が改善したことなどから、0.231%上昇しました。日本、ドイツ、英国の10年国債利回りも上昇しました。
<為替>
円は対米ドルでは、米中通商交渉の進展期待や米国の長期金利の上昇などを受け、0.99%下落しました。対ユーロでは0.35%上昇しました。
<商品>
原油価格は、米中通商協議への進展期待などを受け1.85%上昇しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場

(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

(出所)FactSet、Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

(出所)FactSet、Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
3. 先週のメキシコペソ市場

(注2)メキシコペソ/米ドルの騰落率はメキシコペソの対米ドルでの騰落率。
(注3)WTI原油先物価格の単位は米ドル。
(注4)前週比は2019年11月1日から2019年11月8日まで、前月末比は2019年10月31日から2019年11月8日まで、前年末比は2018年末から2019年11月8日まで。
(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
4. 先週のブラジルレアル市場

(注2)ブラジルレアル/米ドルの騰落率はブラジルレアルの対米ドルでの騰落率。
(注3)鉄鉱石はシンガポール取引所の鉄鉱石先物価格(米ドル)。
(注4)前週比は2019年11月1日から2019年11月8日まで、前月末比は2019年10月31日から2019年11月8日まで、前年末比は2018年末から2019年11月8日まで。
(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2019年11月4日~11月8日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2019年11月11日)
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