MMFと債券に集中する「投信マネー」

本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するデイリーマーケットレポートを転載したものです。

 

投信マネーの流入超過額は2カ月連続の1,000億ドル超え

 

■7月の投信マネーは全体で+1,519億ドル(前月+1,022億ドル)と2カ月連続で1,000億ドルを超える流入超でした。「MMF」は7月最終週に流出超となりましたが、月間では+1,091億ドル(前月+371億ドル)と大幅な流入超でした。「債券」も+553億ドル(同+577億ドル)と高水準の流入超です。一方、「株式」は▲140億ドル(同+64億ドル)と流出超に転じました。他には「バランス」が▲32億ドル(同▲47億ドル)、「オルタナ」が+47億ドル(同+56億ドル)でした。

 

[図表1]投信の資金フロー (注1)EPFRグローバル:米国に本社を置く金融商品の調査会社。2019年6月末現在35.4兆ドル規模の世界のファンドの資金フローデータを持つ。データは2017年12月~2019年7月。週次ベース。2017年12月からの累計。 (出所)EPFRグローバルのデータを基に三井住友DS アセットマネジメント作成
[図表1]投信の資金フロー
(注1)EPFRグローバル:米国に本社を置く金融商品の調査会社。2019年6月末現在35.4兆ドル規模の世界のファンドの資金フローデータを持つ。データは2017年12月~2019年7月。週次ベース。2017年12月からの累計。
(出所)EPFRグローバルのデータを基に三井住友DS アセットマネジメント作成

 

「先進国」株式ファンドは再び流出超へ

 

■株式ファンドは「先進国」が▲72億ドル(同+113億ドル)と再び流出超となりました。「北米」が▲41億ドル(同+195億ドル)、「アジア」が▲15億ドル(同+41億ドル)でした。「新興国」は▲68億ドル(同▲48億ドル)と3カ月連続の流出超でした。

 

 

債券ファンドは引き続き「北米」が中心。
金融緩和への期待から流入超が継続する見通し

 

■債券ファンドは、「先進国」が+465億ドル(同+544億ドル)と7カ月連続の流入超です。「新興国」も+88億ドル(同+34億ドル)と2カ月連続の流入超となりました。引き続き「米国」の債券ファンドに安定して資金が流入しています。「ハイ・イールド社債」は7月最終週に流出超となりましたが、月間では+81億ドル(同+31億ドル)の流入超でした。「地方債」が+74億ドル(同+31億ドル)、「投資適格社債」が+63億ドル(同+62億ドル)、「トータルリターン」が+114億ドル(同+60億ドル)、「MBS」が同+47億ドル(同+21億ドル)、「銀行ローン」が▲43億ドル(同▲32億ドル)でした。

 

■8月1日にトランプ大統領は9月1日から中国からの輸入品目約3,000億ドルに対して10%の追加関税を実施すると表明しました。景気の下振れリスクが高まり、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げも1~2回増える可能性があります。金融緩和への期待から「北米」債券ファンドへの資金流入が継続する見通しです。

 

[図表2]米国債券ファンドのスタイル別資金フロー (注1)EPFRグローバル:米国に本社を置く金融商品の調査会社。2019年6月末現在35.4兆ドル規模の世界のファンドの資金フローデータを持つ。データは2017年12月~2019年7月。週次ベース。2017年12月からの累計。 (注2)「アジア」は日本、豪州、ニュージーランド、香港、シンガポール。「EMアジア(新興アジア)」は中国、インド、韓国、台湾、イン ドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム、パキスタン、バングラデシュ。「GEM」はGlobal Emerging Markets(世界の新興国市場全体に投資するファンドの総称)。 (出所)EPFRグローバルのデータを基に三井住友DS アセットマネジメント作成
[図表2]米国債券ファンドのスタイル別資金フロー
(注1)EPFRグローバル:米国に本社を置く金融商品の調査会社。2019年6月末現在35.4兆ドル規模の世界のファンドの資金フローデータを持つ。データは2017年12月~2019年7月。週次ベース。2017年12月からの累計。
(注2)「アジア」は日本、豪州、ニュージーランド、香港、シンガポール。「EMアジア(新興アジア)」は中国、インド、韓国、台湾、イン
ドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム、パキスタン、バングラデシュ。「GEM」はGlobal Emerging Markets(世界の新興国市場全体に投資するファンドの総称)。
(出所)EPFRグローバルのデータを基に三井住友DS アセットマネジメント作成

 

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『MMFと債券に集中する「投信マネー」』を参照)。

 

(2019年8月5日)

 

 

関連マーケットレポート

2019年8月2日 トランプ大統領の対中追加関税表明を受けた米国金融市場

2019年8月1日 米国の金融政策:2008年12月以来の利下げ(2019年7月)

 

 

 


調査部は、総勢25名のプロフェッショナルを擁し、経済や金融市場について運用会社ならではの高度な分析を行い、それぞれの見通しを策定、社内外に情報発信しています。三井住友DSアセットマネジメントの経済・金融市場分析面での中枢を担っている他、幅広い投資家に良質な情報を伝えるべく、活動する機会や媒体は多岐にわたります。年間で約1,000本の市場レポートを作成し、会社のホームページで公開中(2018年度実績)。

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連載【デイリー】マーケットレポート/三井住友DSアセットマネジメント

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