先週の市場の振り返り
<株式>
主要国の株式市場は上昇しました。米国株式市場は、6月28、29日の主要20カ国・地域(G20)サミットでの米中首脳会談で両国が通商協議再開で合意し、さらなる追加関税が回避されたことが好感され、NYダウは史上最高値を更新するなど上昇しました。NYダウは週間では1.21%上昇しました。日本株式市場は、米中首脳会談での通商協議再開の合意を好感して大幅に上昇して始まり、その後は週末に米雇用統計の発表を控え、もみ合いの動きとなりました。日経平均株価は2.21%上昇しました。欧州株式市場は、米中首脳会談での通商協議再開の合意や、欧州圏での金融緩和期待などを背景に上昇しました。中国株式市場は、米中首脳会談での通商協議再開の合意を好感して、上海総合指数は、1.08%、香港ハンセン指数は0.81%上昇しました。
<リート>
グローバル・リートは、世界的な株高などを好感して、2.69%上昇しました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、6月の非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を上回ったことで大幅な利下げ期待が後退し、0.029%上昇しました。ドイツ、英国の10年国債利回りは欧州圏での金融緩和期待から低下しました。
<為替>
円は、6月の非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を上回ったことで大幅な利下げ期待が後退したことなどから0.57%下落しました。円は対ユーロでは欧州圏での金融緩和期待などを背景に上昇しました。
<商品>
原油価格は、世界経済の減速に伴う原油需要減少懸念などから1.64%下落しました。
株式(前週比)
リート(先週比)
10年国債利回り(前週差)
為替(前週比)
(2019年7月8日)