先週の市場の振り返り
<株式>
主要国の株式市場は上昇しました。米国株式市場は、6月28、29日の主要20カ国・地域(G20)サミットで米中首脳会談が行われる見込みとなり、米中貿易交渉の進展期待が高まったことや、米連邦公開市場委員会(FOMC)で早期利下げ観測が強まったことなどを好感して、NYダウは上昇し、取引時間中に一時、終値での過去最高値を上回りました。NYダウは週間では2.41%上昇しました。日本株式市場は、米中貿易交渉の進展期待や米国株高などを好感して、日経平均株価は0.67%上昇しました。欧州株式市場は、米国株高や米中貿易交渉の進展期待の高まりなどを好感して上昇しました。中国株式市場は、米中貿易交渉の進展期待が高まったことや、米国で早期利下げ観測が強まったなどを好感して上海総合指数は、4.16%、香港ハンセン指数は5.00%上昇しました。
<リート>
グローバル・リートは、世界的な株高などを好感して、0.42%上昇しました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、FOMCで早期利下げ観測が強まったことや、欧州中央銀行(ECB) のドラギ総裁が追加金融緩和の可能性を示唆したことなどから0.026%低下しました。日本、ドイツの10年国債利回りも低下しました。
<為替>
円は、対米ドルではFOMCで早期利下げ観測が強まったことなどを受けて米長期金利が低下したことなどを背景に、1.14%上昇しました。円は対ユーロでは小幅に下落しました。
<商品>
原油価格は米イラン間の軍事的緊張の高まりなどを背景に原油の需給逼迫懸念が強まり、9.37%上昇しました。
株式(前週比)
リート(先週比)
10年国債利回り(前週差)
為替(前週比)
(2019年6月24日)