先週の市場の振り返り
<株式>
主要国の株式市場は小幅ながら上昇しました。米国株式市場は、利下げ期待や米国のメキシコへの制裁の見送りなどを好感して上昇して始まりました。その後は20カ国・地域首脳会議(G20サミット)での米中首脳会談が実現されるかも含めた米中貿易摩擦問題への懸念がくすぶり、株価は伸び悩みました。NYダウは週間では0.41%上昇しました。日本株式市場は、米国のメキシコへの制裁の見送りや米国利下げ観測の高まりなどを好感して、日経平均株価は1.11%上昇しました。欧州株式市場は、米国のメキシコへの制裁の見送りや米国での利下げ観測の高まりなどを好感して上昇しました。中国株式市場は、上海総合指数は、中国政府による地方債の使途要件の緩和などが好感され1.92%上昇しました。香港ハンセン指数は小幅に上昇しました。
<リート>
グローバル・リートは、世界的な株高などを好感して、0.71%上昇しました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、メキシコへの制裁が見送られ一時上昇しましたが、米5月消費者物価指数(CPI)が前月比0.1%上昇にとどまったことなどからほぼ横ばいとなりました。英国の10年国債利回りは小幅に上昇しました。
<為替>
円は、対ユーロでは、英国の欧州連合(EU)からの「合意無き離脱」への懸念の強まりなどを背景に、0.76%上昇しました。円は対米ドルではメキシコへの制裁の見送りなどを受け、0.34%下落しました。
<商品>
原油価格は米エネルギー情報局(EIA)が発表した原油在庫が予想を上回り、2.74%下落しました。
株式(前週比)
リート(先週比)
10年国債利回り(前週差)
為替(前週比)
(2019年6月17日)