
三井住友DSアセットマネジメント株式会社が、2019年6月3日~6月7日のオーストラリア市場について振り返ります。※本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するマーケットレポートを転載したものです。
為替
先週の豪ドルの対円レートは、上昇しました。先週は、円の対米ドルレートが小動きとなった一方、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言などを受けて米国の利下げ織り込みが進み、豪ドルが対米ドルで上昇したことから、豪ドルの対円レートは上昇しました。
金利
先週の豪州の3年国債利回りは、低下しました。先週は、豪州準備銀行(RBA)が利下げに踏み切ったことに加えて、FRBなどの他の主要中央銀行による金融緩和期待が高まったことから、豪州の3年国債利回りは低下(債券価格は上昇)しました。
株式
先週の豪州株式は、上昇しました。先週は、米中の貿易摩擦問題やメキシコへの関税問題をめぐる懸念を背景に下落する場面もみられたものの、RBAの利下げ実施に加えて、他の主要中央銀行による金融緩和期待の高まりから、週間では豪州株式は上昇しました。

株式指数は、MSCIオーストラリア指数(配当込み、現地通貨ベース)。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
リート
先週の豪州リート指数は、上昇しました。先週は、金利が低下したことや株価が上昇したことから、豪州リート指数は上昇しました。

リート指数は、S&PオーストラリアREIT指数(配当込み、現地通貨ベース)。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(2019年6月11日)