先週の市場の振り返り
<株式>
主要国の株式市場は下落しました。米国株式市場は、トランプ大統領が前週末、中国からの2,000億ドル相当の輸入品に対する追加関税を現在の10%から25%に引き上げると表明し下落して始まり、9日から開催された米中通商協議でも合意に至らずNYダウは週間では2.12%下落しました。日本株式市場は、米中貿易摩擦激化懸念による米国株安や円高などを嫌気して下落しました。国内企業の決算見通しが慎重であったことも下落を大きくしました。日経平均株価は4.11%下落しました。欧州株式市場は、米中貿易摩擦激化懸念などからドイツDAX指数が2.84%、英FTSE100指数は2.40%下落しました。中国株式市場も米国の追加関税の引き上げ表明や米中通商協議で合意に至らなかったことなどを受けて、上海総合指数は4.52%、香港ハンセン指数は5.09%下落しました。
<リート>
グローバル・リートは、世界的な株安を嫌気して、0.78%下落しました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、米中貿易摩擦激化による景気減速懸念や世界的な株安などを受けて、0.058%低下しました。ドイツ、英国、日本の10年国債利回りも低下しました。
<為替>
円は、対米ドルでは米中貿易摩擦激化による景気減速懸念や世界的な株安を受けてリスク回避姿勢が強まり、1.04%上昇しました。対ユーロでは0.75%上昇しました。
<商品>
原油価格は、米中貿易摩擦激化による需要減少懸念などから0.45%下落しました。
株式(前週比)
リート(先週比)
10年国債利回り(前週差)
為替(前週比)
(2019年5月13日)