為替
4月22日~5月6日の豪ドルの対円レートは、下落しました。4月24日に発表された豪州の2019年1-3月期の消費者物価指数が低水準となり利下げ期待が高まったことや、5月5日にトランプ米大統領が中国への追加関税を25%へ引き上げると表明し、米中貿易協議の先行きが不透明となったことなどから、豪州の対円レートは下落しました。
金利
4月22日~5月6日の豪州の3年国債利回りは、大きく低下しました。4月24日に発表された豪州の2019年1-3月期の消費者物価指数(異常値をつけた項目を除外したトリム平均値)が前年同期比+1.6%と、市場予想や、豪州準備銀行(RBA)の目標とする前年比+2~3%を下回ったことから利下げ期待が高まり、豪州の3年国債利回りは低下(債券価格は上昇)しました。4月22日と25日は祝日につき休場でした。
株式
4月22日~5月6日の豪州株式は、上昇しました。4月23日、米国がイラン産原油の禁輸に関する適用除外措置を撤廃すると発表したことから原油価格が上昇しました。また4月24日に発表された豪州の消費者物価指数が低水準だったことから利下げ期待が高まり、これらを背景に期間前半の株価は上昇しました。一方、期間後半には、中国の購買担当者景気指数が市場予想を下回ったことや、トランプ米大統領が対中追加関税を25%へ引き上げると表明したことなどが、株価の下落要因となりました。4月22日と25日は祝日につき休場でした。
リート
4月22日~5月6日の豪州リート指数は、下落しました。債券利回りが低下したことや、期間後半に豪州株式市場が下落したことなどから、豪州リート指数は下落しました。4月22日と25日は祝日につき休場でした。
(2019年5月8日)