先週の市場の振り返り
<株式>
主要国の株式市場は比較的小幅な動きとなりました。米国株式市場は国際通貨基金(IMF)による世界経済見通し引き下げや米欧の通商摩擦が懸念された一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録でハト派姿勢が確認されたことや、金融機関の好決算を受けてほぼ横ばいとなりました。日本株式市場は、米市場同様の懸念材料はありましたが、一部値嵩株の上昇が牽引して日経平均株価は週間では0.29%と小幅に上昇しました。欧州株式市場は、IMFによる世界経済見通し引き下げなどが嫌気され、ドイツDAX指数、英FTSE100指数は小幅に下落しました。中国株式市場も同様の理由により、上海総合指数は下落、香港ハンセン指数は小幅に下落しました。
<リート>
グローバル・リートは週間では0.32%上昇しました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、IMFによる世界経済見通し引き下げにより一時低下しましたが、中国や米国の堅調な経済統計などを受けて週間では0.070%上昇しました。ドイツ、英国の10年国債利回は上昇、日本の10年国債利回は低下しました。
<為替>
円は対ユーロでは、中国や米国の堅調な経済統計などを受けて週間で1.01%下落しました。対米ドルでは3月のFOMC議事要旨で、年内の利下げ観測が後退したことなどから0.26%下落しました。
<商品>
原油価格は、リビアでの軍事衝突を受けた地政学リスクの高まりなどを背景に、1.28%上昇しました。
株式(前週比)
リート(先週比)
10年国債利回り(前週差)
為替(前週比)
(2019年4月15日)