為替
先週の豪ドルの対円レートは、上昇しました。先週は、豪州準備銀行(RBA)が政策金利を据え置いたものの、発表された声明文がハト派寄りだったことから、豪ドルの下押し要因となりました。一方、中国や米国の製造業景況感が良好だったことや、3日から再開された米中貿易協議の閣僚級交渉への期待もあり、週間では豪ドルの対円レートは上昇しました。
金利
先週の豪州の3年国債利回りは、上昇しました。先週は、RBAが発表した声明文がハト派寄りだったことから、一時豪州の3年国債利回りは低下(債券価格は上昇)しました。しかし、週後半には再開された米中貿易協議の進展期待などからリスク回避姿勢が和らぎ、豪州の3年国債利回りは上昇(債券価格は下落)しました。
株式
先週の豪州株式は、わずかに下落しました。先週前半は、中国の購買担当者景気指数や米国の製造業景況感が市場予想を上回ったことから世界経済の減速懸念が後退し、豪州株式は上昇しました。しかし週後半は、再開された米中貿易協議の進展期待が高まる中でも、このところ株価上昇が続いていたことから利食い売りに押され、週間では豪州株式はわずかに下落となりました。
リート
先週の豪州リート指数は、下落しました。先週は、週後半に豪州株式市場が軟調になったことに加え、債券利回りが上昇したことなどから、豪州リート指数は下落しました。
(2019年4月9日)