為替
先週の豪ドルの対円レートは、下落しました。先週は、3月28日~29日に米中通商協議の閣僚級交渉が開催されると伝わったものの、短期的には協議の不透明感が高いとの見方が広まり、豪ドルの対円レートは下落しました。また、欧州の製造業景況感の指標が弱かったため、世界経済の減速懸念が強まり、リスク回避の円高が進んだことも豪ドルの対円レートの下落要因となりました。
金利
先週の豪州の3年国債利回りは、低下しました。先週は、米連邦準備制度理事会(FRB)が実質的な利上げ打ち止めと今年9月末でのバランスシート縮小の終了を表明したことや、英国の欧州連合(EU)離脱が混迷を極めていることなどから、豪州の3年国債利回りは低下(債券価格は上昇)しました。
株式
先週の豪州株式は、上昇しました。先週は、ブラジル資源大手のヴァーレが減産の見通しや同国内の鉱山の操業停止を発表したことなどから鉄鉱石等資源価格が上昇し、鉱業株が上昇しました。また週末には、前日に米国株が上昇したことを好感して、豪州株式も連れ高となりました。
リート
先週の豪州リート指数は、上昇しました。先週は、豪州株式市場が上昇したことや債券利回りが低下したことなどから、豪州リート指数は上昇しました。
(2019年3月26日)