株式市場
先週の中国本土市場は、上海総合指数が前週末比+2.7%、深セン総合指数は同+3.6%と上昇しました。前週末まで開催されていた全人代の閉幕後に李克強首相が預金準備率や利下げの可能性の言及したことで金融緩和期待が高まり、株価は週初に大きく上昇しました。しかしその後は、米中通商協議の閣僚級交渉が3月28日~29日に中国で開催されると伝わったものの、短期的には協議の不透明感が高いとの見方が広がったことや、利益確定の売りに押され、株価は上値を抑えられました。香港市場は、H株指数が前週末比+0.1%となった一方、レッドチップ指数は同▲0.1%と下落しました。中国政府による金融緩和等の政策期待が株価を下支える一方、米中通商協議の不透明感や利益確定の売りに押される展開となりました。
H株指数の推移
レッドチップ指数の推移
香港ドルの対円推移
上海総合指数の推移
深セン総合指数の推移
人民元の対円推移
(2019年3月25日)