先週の市場の振り返り
<株式>
主要国の株式市場は概ね上昇しました。米国株式市場は、1月耐久財受注などが予想を上回ったことで、前週に強まった景気減速懸念が和らいだことや、米中通商協議進展期待などからハイテク株が大きく上昇し、NYダウは週間では1.57%上昇しました。日本株式市場は、米ハイテク株の上昇を好感して、日経平均株価は一時21,500円を回復しましたが、その後は上値の重い展開となりました。日銀の金融政策決定会合の影響は限定的となりました。日経平均株価は2.02%上昇しました。欧州株式市場では、英議会が欧州連合(EU)離脱日の延期を可決したことなどを好感してドイツDAX指数は1.99%、英国FTSE指数は1.74%上昇しました。中国株式市場は、米中通商協議の進展期待などを背景に、上海総合指数は1.75%、香港ハンセン指数は2.78%上昇しました。
<リート>
グローバル・リートは欧米での株高を受けて週間では1.69%上昇しました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、発表された米消費者物価指数(CPI)が落ち着いた内容だったことなどから、週間では0.041%低下しました。ドイツ、英国の10年国債利回は小幅に上昇、日本はほぼ横ばいとなりました。
<為替>
円は対ユーロでは、英議会がEU離脱日の延期を可決したことなどを受けて、1.11%下落しました。対米ドルでは、週間で0.28%下落しました。日銀の金融政策決定会合の影響は限定的となりました。
<商品>
原油価格は、主要産油国の協調減産により、原油需給がタイトな状態が続くとの見方から、4.37%上昇しました。
株式(前週比)
リート(先週比)
10年国債利回り(前週差)
為替(前週比)
(2019年3月18日)