為替
先週の豪ドルの対円レートは、下落しました。先週は、6日に発表された豪州の2018年10-12月期の実質GDP成長率が市場予想を下回ったほか、7日に発表された豪州の1月の小売売上高も市場予想を下回り、豪州経済における家計消費の力強さに欠ける動きなどが見られました。加えて、8日に発表された中国の2月の輸出入が市場予想を大幅に下回り、中国景気の減速が懸念されました。こうしたことが豪ドル安要因となり、豪ドルの対円レートは下落しました。
金利
先週の豪州の3年国債利回りは、低下しました。先週は、発表された豪州の2018年10-12月期の実質GDP成長率が市場予想を下回ったことで利下げ期待が高まったことや、中国の2月の貿易統計が弱い結果だったことなどを受けて、豪州の3年国債利回りは低下(債券価格は上昇)しました。
株式
先週の豪州株式は、上昇しました。先週は、発表された豪州の2018年10-12月期の実質GDP成長率が市場予想を下回ったことで利下げ期待が高まったことや、中国の全人代で大型減税など景気刺激策が発表されたことなどが株価の上昇要因となりました。しかし、週末に発表された中国の2月の貿易統計が弱い結果だったことが株価の上値を抑えました。
リート
先週の豪州リート指数は、上昇しました。先週は、豪州株式市場が上昇したことや債券利回りが低下したことなどから、豪州リート指数は上昇しました。
(2019年3月12日)