先週の市場の振り返り
<株式>
主要国の株式市場はまちまちの動きとなりました。米国株式市場は、3月2日からの対中追加関税が見送られたことが好感される一方、米朝首脳会談の決裂やインド・パキスタンの紛争による地政学リスクが意識さたことなどが重石となり、ほぼ横ばいとなりました。日本株式市場は、米朝首脳会談の決裂を嫌気して下落する局面もありましたが、円安や中国本土株の上昇などを好感して上昇しました。日経平均株価は週間では0.83%上昇しました。欧州株式市場では、ドイツDAX指数は米国の対中追加関税の見送りなどを好感して1.26%上昇しました。英国FTSE指数はポンド高などを嫌気して1.00%下落しました。中国株式市場は、米中協議を受けて追加関税が見送られたことなどを好感して上海総合指数は6.77%と大幅に上昇しました。香港ハンセン指数はほぼ横ばいとなりました。
<リート>
グローバル・リートは欧米での長期金利上昇などを受けて、下落しました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、10-12月期GDP速報値など予想を上回る経済指標などを受けて、週間では0.101%上昇しました。ドイツ、英国、日本の10年国債利回りも上昇しました。
<為替>
円は対米ドルでは、対中追加関税の見送りや10-12月期GDP速報値など予想を上回る経済指標を受けてリスク選好度が高まり、1.08%下落しました。対ユーロでは、週間で1.36%下落しました。
<商品>
原油価格は、トランプ米大統領が原油価格は高過ぎると発信したことなどから、2.55%下落しました。
株式(前週比)
リート(先週比)
10年国債利回り(前週差)
為替(前週比)
(2019年3月4日)