為替
先週の豪ドルの対円レートは、小幅に上昇しました。先週は、米中が貿易協議を継続することとなり、合意への期待から豪ドルの対円レートは上昇しました。週後半には、発表された豪州の1月の雇用統計が良好な内容だったことから一時豪ドルは上昇しましたが、その後中国当局が一部の港で豪州産石炭の輸入を禁止したと伝わり、豪ドルが弱含む要因となりました。
金利
先週の豪州の3年国債利回りは、低下しました。先週は、米中貿易協議の進展が期待され投資家のリスク回避姿勢が後退する中、発表された豪州準備銀行(RBA)の金融政策決定会合の議事録や、ロウRBA総裁の半期に一度の議会証言により、改めて金融政策の中立スタンスへの移行などが示されたことから、豪州3年国債利回りは緩やかながら低下(債券価格は上昇)しました。
株式
先週の豪州株式は、上昇しました。先週は、米中貿易協議の進展が期待され投資家のリスク回避姿勢が後退し、世界的に株価が上昇したことを背景に、豪州株式は上昇傾向となりました。また、発表された豪州の1月の雇用統計が良好な結果となったことも好材料でした。
リート
先週の豪州リート指数は、横ばいとなりました。先週は、豪州株式市場は上昇し、債券金利は低下するなどリートの市場環境は良好でしたが、一部リート企業の決算発表における先行きの見通しが市場の期待を下回ったことなどが下押し要因となり、豪州リート指数は週間では横ばいとなりました。
(2019年2月26日)