2018年12月24日~2019年1月4日のマーケットの振り返り①
先週の市場動向

ウィークリーマーケットレポート

三井住友アセットマネジメント株式会社 調査部
2018年12月24日~2019年1月4日のマーケットの振り返り① 先週の市場動向

三井住友アセットマネジメント株式会社が、2018年12月24日~2019年1月4日のマーケットについて振り返り、「1. 先週の市場動向、2. 先週のマーケット・デイリー/ウィークリー、3. 今週の主な注目材料」のそれぞれについて解説します。今回は、「1. 先週の市場動向」を見ていきましょう。※本連載は、三井住友アセットマネジメント株式会社が提供するマーケットレポートを転載したものです。

先週の市場の振り返り

<株式>

主要国の株式市場はまちまちとなりました。米国株式市場は、中国景気の減速懸念や大手IT企業の業績下方修正の発表を受けて大幅に下落する局面もありました。ただ4日には強い米12月雇用統計や、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が、必要があれば金融政策を変更すると発言したことなどから、市場の懸念が和らぎ、NYダウは700ドルを超える大幅上昇となりました。12月21日から1月4日では4.40%上昇しました。日本株式市場は、中国景気の減速懸念や米大手IT企業の業績下方修正の発表を受けた米国株安や円高などを嫌気して同期間に日経平均株価は3.00%下落しました。欧州株式市場では、米中貿易交渉の進展期待などからドイツDAX指数は1.26%、英国FTSE指数は1.73%上昇しました。中国本土株市場は、香港ハンセン指数は0.49%下落、上海総合指数はほぼ横ばいとなりました。

 

<債券>
米国の10年国債利回りは、米中貿易摩擦に伴う世界景気の減速懸念、米政府機関閉鎖の長期化懸念などを受けて、同期間に0.123%低下しました。米国の10年国債利回り低下を受けて、ドイツ、英国、日本の10年国債利回りも低下しました。

 

<為替>
円は対米ドルでは、世界景気の減速懸念や米長期金利の低下などを受けて、円買い米ドル売りが優勢となり、同期間に2.44%上昇しました。円は対ユーロでも2.25%上昇しました。


<商品>
原油価格は、サウジアラビアが2018年12月の原油輸出量を減らしたとの報道を受けて、石油輸出国機構(OPEC)加盟国による原油の協調減産が順調に進むと見方が強まり、5.20%上昇しました。

 

 

株式(2週間前比)

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
 

10年国債利回り(2週間前差)

※利回りの低下は債券価格の上昇を表します。 (出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
※利回りの低下は債券価格の上昇を表します。
(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

 

為替(2週間前比)

※ユーロドルのプラス表示はユーロ高・ドル安。 (出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
※ユーロドルのプラス表示はユーロ高・ドル安。
(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

 

(2019年1月7日)

●当資料は、情報提供を目的として、三井住友アセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
●当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、三井住友アセットマネジメント、幻冬舎グループは責任を負いません。
●当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
●当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
●当資料は三井住友アセットマネジメントが信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
●当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
●当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録