2018年12月17日～12月21日のオーストラリア マーケット動向

為替

先週の豪ドルの対円レートは、下落しました。先週は、世界経済の減速懸念や、原油価格の下落、米政府機関閉鎖への懸念などからリスク回避姿勢が強まり、円高となったことから豪ドルの対円レートは下落しました。

（注）左グラフは2017年12月21日～2018年12月21日、右グラフは2018年12月14日～2018年12月21日。
（出所）リフィニティブのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

金利

先週の豪州の3年国債利回りは、低下しました。先週は、米連邦公開市場委員会（FOMC）で市場の予想通り利上げが行われたものの、来年の米利上げ見通しが3回から2回へと引き下げられたことや、世界的なリスク回避姿勢の強まりから、豪州の3年国債利回りは低下（債券価格は下落）しました。

（注）左グラフは2017年12月21日～2018年12月21日、右グラフは2018年12月14日～2018年12月21日。
（出所）リフィニティブのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

株式

先週の豪州株式は、下落しました。先週は、週初に豪州政府が2018年度の財政赤字が以前の見通しから縮小するとの見方を示したことが、株価の上昇要因となりました。しかし、原油価格が大幅に下落したことからエネルギー株が下落したほか、米国の利上げ継続の見通しや世界経済の減速懸念の高まり、米政府機関閉鎖への懸念の高まりなどから、リスク回避姿勢が強まったことから、株価は下落しました。

（注）左グラフは2017年12月21日～2018年12月21日、右グラフは2018年12月14日～2018年12月21日。
　　　株式指数は、MSCIオーストラリア指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

リート

先週の豪州リート指数は、ほぼ横ばいでした。先週は、債券金利が低下したものの、豪州株式が下落したことから、豪州リート指数はほぼ横ばいとなりました。

（注）左グラフは2017年12月21日～2018年12月21日、右グラフは2018年12月14日～2018年12月21日。
　　　リート指数は、S&PオーストラリアREIT指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

（2018年12月25日）