株式市場
先週の中国本土市場は、上海総合指数が前週末比▲0.5%、深セン総合指数が▲1.7%と下落しました。貿易摩擦問題に関し、米中間の協議の中で中国側から前向きな検討がなされている様子が報道された他、中国通信機器最大手の副会長が保釈されたこと等を受けて、米中貿易摩擦問題が進展するとの期待が高まり、投資家センチメントが改善する局面もありました。ただし、11月の輸出入、小売売上、鉱工業生産などの経済指標が予想を下回り、これが嫌気されて、相場は下落しました。香港市場は、H株指数が前週末比▲0.1%、レッドチップ指数が+0.7%となりました。11月の中国の経済指標が予想を下回った一方、米中貿易摩擦問題が進展するとの期待が高まったこともあり、株価はまちまちな動きとなりました。
H株指数の推移
レッドチップ指数の推移
香港ドルの対円推移
上海総合指数の推移
深セン総合指数の推移
人民元の対円推移
(2018年12月17日)