為替
先週の豪ドルの対円レートは、下落しました。先週は、5日に発表された豪州の7-9月期の実質GDP成長率が市場予想を大きく下回ったことから、豪ドルは下落しました。また、12月1日に行われた米中首脳会談にて関税引き上げの猶予で合意したことから一旦は安心感が広がったものの、その後再び米中貿易摩擦問題に不透明感が高まったことから、円高・米ドル安となり、豪ドルの対円レートは下落しました。
金利
先週の豪州の3年国債利回りは、低下しました。先週は、発表された豪州の7-9月期の実質GDP成長率が市場予想を大きく下回ったことや、米欧の長期金利が低下したこともあり、豪州の3年国債利回りは低下(債券価格は上昇)しました。
株式
先週の豪州株式は、上昇しました。先週は、発表された豪州の7-9月期の実質GDP成長率が市場予想を大きく下回り、RBAによる利上げ期待が後退したことにより、不動産株や公益株などを中心に株価は上昇しました。ただし、週後半にかけて米中貿易摩擦問題に再び不透明感が高まったことや、景気減速懸念から米国株が大幅に下落したこと、中国通信機器最大手の副会長が逮捕されてアジア株が下落したことなどが、株価の上値を抑えました。
リート
先週の豪州リート指数は、上昇しました。先週は、RBAによる利上げ期待が後退したことなどから債券金利が大幅に低下したため、豪州リート指数は大きく上昇しました。
(2018年12月10日)