■11月30日から12月1日にアルゼンチンのブエノスアイレスで20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が開催されます。同首脳会議に合わせて、米中の首脳会談が開催される見通しです。米中貿易摩擦が深刻化する中で、交渉の行方が注目されます。
■また、G20サミットには、ロシアやサウジアラビアも参加しており、今回は米国を含めて、原油の生産量や価格について協議されるとの見方もあります。12月6日には、ウィーンで石油輸出国機構(OPEC)総会が開催される予定で、12月第1週は今後の原油生産の方向性が見えてくる大切な時期となりそうです。
■金融政策決定会合が多くの国で開催されます。中でも13日の欧州中央銀行(ECB)理事会では、量的緩和策終了後の金融政策に対する考え方に注目が集まりそうです。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)では、追加の利上げの可能性が高く、FOMCメンバーによる政策金利の見通しにも注目が集まりそうです。
■日本では、19日にソフトバンクグループの中核を担う通信子会社であるソフトバンク株式会社が東京証券取引所に上場する予定です。久々の大型上場とあって、市場の関心も高く、株式市場の動向が注目されます。
各国・地域の経済指標、金融政策決定会合等イベントの予定(2018年12月)
※個別銘柄に言及していますが、当該銘柄を推奨するものではありません。
(2018年11月27日)
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