自動運転、電動化など次世代技術への投資を積極化
■自動車大手3社の2018年度4-9月期の連結決算は、トヨタとホンダは増収増益、日産は減収減益となりました。トヨタは、アジアや欧州で販売好調であったほか、コスト低減などから増収増益となりました。ホンダは、アジアでの二輪車の販売好調などが牽引して増収増益となりました。
■トヨタグループの主要8社の4-9月期の連結決算は、アジア市場の好調や自動車の電動化などを背景に8社が増収となった一方、原材料高などから営業増益は2社にとどまりました。
■通期見通しについては、米中貿易摩擦の激化への懸念などから総じて慎重な見通しとなっています。完成車、自動車部品各社ともにCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)と呼ばれる次世代技術向けの研究開発投資を増やしています。
自動車大手3社の連結業績
トヨタグループ各社の連結業績
※個別銘柄に言及していますが、当該銘柄を推奨するものではありません。
(2018年11月16日)
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