為替
先週の豪ドルの対円レートは、下落しました。先週は、豪州では政策金利が据え置かれ、発表された経済指標はまちまちの結果となりました。一方、米国では失業率が1969年12月以来の低水準となる3.7%まで低下したり、その他の経済指標も概ね良好な結果となりました。こうした良好な米国経済を背景に、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が政策金利は中立金利を上回る可能性もあると示唆したことから、米長期金利が上昇し、米ドル高となったため、豪ドルの対円レートは下落しました。
金利
先週の豪州の3年国債利回りは、上昇しました。先週は、豪州では政策金利が据え置かれた一方、米国ではパウエルFRB議長が好調な米国経済を背景として米国の政策金利は中立金利を上回る可能性があると示唆したことから米長期金利が上昇し、連れて豪州の3年国債利回りは上昇(債券価格は下落)しました。
株式
先週の豪州株式は、小幅に下落しました。先週は、金などの資源価格や原油価格が上昇したことから、資源株やエネルギー株は上昇しました。一方、金融株は前週に発表された豪州政府の特別調査委員会による豪州金融業界の不正に関する中間報告書が嫌気されて下落しました。豪州株式は週後半には上昇したものの、週前半の下落を埋められず、週間では小幅な下落となりました。
リート
先週の豪州リート指数は、下落しました。先週は、週前半は株式市場が下落し、週後半には債券利回りが上昇したことから、豪州リート指数は下落しました。
(2018年10月9日)