為替
先週の豪ドルの対円レートは、上昇しました。先週は、与党・自由党でターンブル前首相への反発の高まりを背景に、21日に自由党党首選挙が行われたのに続き、24日にも2度目の党首選挙が行われ、ターンブル前首相のもとで財務相を務めたスコット・モリソン氏が勝利して新首相になったことから、現行の政策に大きな変更は生じないとの見方が市場で広がりました。このため、豪ドルは対米ドルで一時下落したものの、概ね元の水準を回復し、この間円安・米ドル高となったことから、豪ドルの対円レートは上昇しました。
金利
先週の豪州の3年国債利回りは、ほぼ変わらずでした。先週は、政局不安が台頭し、週半ばはリスク回避から豪州の3年国債利回りは低下(債券価格は上昇)したものの、24日に行われた自由党党首選挙で、ターンブル前首相のもとで財務相を務めたスコット・モリソン氏が勝利し、現行の政策に大きな変更は生じないとの見方が広がったことから、週間では豪州の3年国債利回りは、ほぼ変わらずとなりました。
株式
先週の豪州株式は、下落しました。先週は、与党・自由党でターンブル前首相への反発の高まりを背景に自由党党首選挙が行われ、政局の先行き不透明感が高まったため、週末にかけて株価は下落しました。週末24日に行われた2度目の党首選挙では、ターンブル前首相の下で財務相を務めたスコット・モリソン氏が勝利し、現行の政策に大きな変更は生じないとの見方から市場に一定の安心感が広がり、株価は下げ止まりました。
リート
先週の豪州リート指数は、下落しました。先週は、政局不安により豪州株式市場が下落したことに連れて、豪州リート指数は下落しました。
(2018年8月27日)