株式市場
先週の中国本土市場は、上海総合指数が前週末比+2.3%、深セン総合指数が+1.2%と上昇しました。国家隊と呼ばれる中国政府系機関による株式市場の買い支え観測や、政府が中期貸出制度を通じて資金供給を行ったことなどから、株価は上昇しました。ただし、引き続き米中貿易摩擦の激化が意識される中、23日に米中双方が追加関税の第二弾(160億ドル分)を発動したことに加え、22日~23日に開催された次官級の貿易協議では進展が見られなかったことなどが、株価の上値を抑えました。香港市場は、H株指数が前週末比+2.5%、レッドチップ指数が+4.5%と上昇しました。週前半は、22日~23日に開催される米中次官級の貿易協議により貿易摩擦が緩和する期待から株価は上昇したものの、実際には進展が見られなかったことなどから、株価は上値を抑えられました。
H株指数の推移
レッドチップ指数の推移
香港ドルの対円推移
上海総合指数の推移
深セン総合指数の推移
人民元の対円推移
(2018年8月27日)