不動産投資におけるhoaの意味について解説します。

hoaとは

hoaとは、海外でコンドミニアムやタウンハウス等の戸建ての不動産を購入する際にかかわることになる管理組合のことで、ホームオーナーズアソシエーション(home owner's association)の略となります。日本のマンションの管理組合にあたる組織です。

 

管理組合が適宜管理することで不動産価値を下げないようにするという目的で設立されました。

 

hoaはコンドミニアムやタウンハウスの所有者から毎月の管理費を徴収し、それを共用部分の管理、修繕積立金、保険費用にあてています。共用の庭が広かったり、プールなどの共用施設が充実していたり、ガードマンがいたりすると管理費が高くなります。

 

日本と同様に、管理組合によって詳細な規定が異なるので、内容をよく知ることが必要です。

 

詳細をきちんと把握しよう

hoaの決まりはその組合ごとに内容が変わるので、詳細をきちんと調べて把握しておきましょう。まずは管理の金額を知ることが大事です。またその中にどのような保証が入っているのかを理解しておくことも大切です。通常は共用部分の管理費、修繕積立金、一般的な火災保険が含まれていますが、ごみの収集費用、ガス、水道代、ケーブルテレビの費用などは入っているところと入っていないところがあります。管理費と実際の管理体制がきちんと比例しているか見極めることもポイントです。管理費が安くても、その中から充分な修繕積立金が払われていず、いざ修繕しなければいけなくなったときに追加で支払いを求められる可能性があったりします。

 

また、規約が細かく決まっているhoaとそうでないhoaがあります。管理会社が大規模な不動産を持っていたり、新しい物件の方がルールが細かいようです。

 

詳しいルールは実際の不動産取引に入るときに知らせてもらえます。ルールを知ってこれから住む場所でそのルールを守って生活していけるかどうか判断しましょう。多くのhoaは定期的に集会を行っているので、議事録が残っています。それを読むことで現在どんなことが問題になっているかも把握することができます。

 

みんなで住みやすい環境を作っていこうという姿勢

hoaで決められている規約は、いかに住人が気持ちよくそこに住んでいけるかが根底にあります。みんなで管理をすることで快適に住み続けられ、売却の場合にも不動産価値を下げずに対応できるのです。

 

「庭の草が伸びすぎている」、「共有のゴミ箱の設置位置が良くない」、などの些細な内容で規約違反通知が来たりするのでめんどくさいと思う場合もありますが、hoaがあることで住環境をみんなで守れる、という心構えでいたほうがいいかもしれません。

 

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