書籍詳細

『令和の管理職の必須スキル 職場にやる気が湧いてくる対話の技法 』

令和の管理職の必須スキル 職場にやる気が湧いてくる対話の技法

髙木 穣

出版社名:同文館出版

発行年月:2023年9月

孤軍奮闘している管理職・リーダーの方へ

自分自身で実務を受け持ち、部下管理や他部門との調整も行ない、大量のメールを処理する…
多くの管理職の方々が、相当高いレベルの「やるべきことをやる力」「がんばる力」を持っています。

ただ、「やるべきことをやる」「がんばる」だけでは、無理をしなければならないので、
自分も部下もいずれ行き詰まるでしょう。

元気な職場、新しいものを生み出す職場には、対話の“場”があります。

対話によって、仕事のなかに「やりたいこと」や「得意なこと」を増やし、部署のメンバーが助け合う組織になれば、
1人ひとりが自分らしく活躍しながら、集団としてのパフォーマンスも上がります。

部下のやる気が感じられない、メンタル不調者や退職者を減らしたい
――そんな管理職のための対話力アップの教科書

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□心理学に関する著書がたくさんある加藤諦三氏によると、人間は「成長欲求」と「退行欲求」の2種類の欲求を持っているという見方ができるそうです。
成長欲求は「自分らしく生きたい」という欲求で、退行欲求は「ラクしたい・不快を避けたい」という欲求です。
どちらがいい・悪いということではなく、基本的にはだれもが2種類の欲求を持っているそうです。
問題なのは、「ほぼ退行欲求だけ」でやっていくと、長期的には本人の幸福感が落ちていく、仕事人生がつまらなく感じるようになるということです。
自分自身を生きておらず、周りから評価をもらうことにエネルギーを費やしているので、情熱がなくなっていくのです。

□企業活動においては、人は「いかに成果を上げるか」「いかに周りから認められるか」「いかにダメだと思われないようにするか」などに意識の大半を使っていて、
自分の意識深くにある本音には気づいていないようです。しかし、ここに光が当たると心が大きく動いて、やる気が出てきます。

□だれもが本当はなんらかの思いを持っています。ただ、「やるべき」ことに埋没して、意識できなくなっているのです。
働いている人たちのモチベーションの復活は、いかに自分自身の本当の思いに意識を向けられるかにかかっているのです。
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こんな職場に「対話力」を!
・ここ数年、若手が定着しない
・会議で意見を求めても、だれも発言しない
・1on1ミーティングが普通の進捗確認になっている
・心理的安全性を高めようとした結果、わがまま社員が増えた

スコラ・コンサルト
プロセスデザイナー

トータル8回の転職。うち2回は社長とうまくいかずクビ同然という経験あり。組織開発系コンサルタントは、人事制度策定および研修開発のコンサルティング会社を経て3社目。会社員時代の上司が急死した経験や社員がメンタルで病んでいく現象を目の当たりにし、人が安心していきいき働けるための組織づくりの支援を目指す。
人の気持ちを真正面から扱っているスコラ・コンサルトの「気楽にまじめな話をする場=オフサイトミーティング」に衝撃を受けて入社。以来、オフサイトミーティングを1,000回以上実施。メンタル不調者がゼロになった事例やV字回復した事例、親会社から独立した事例などを経験する。現在は福岡在住で、九州を中心に対話力向上研修や若手リーダー養成プログラムなどを行なっている。公開コースで対話力を磨く「マネジメント・ダイアログ・ジム」や対話コーディネーター研修も実施中。「ゆるさ」が持ち味。
『フィールドブック学習する組織「5つの能力」 企業変革をチームで進める最強ツール』『フィールドブック学習する組織「10の変革課題」なぜ全社改革は失敗するのか?』(いずれも日本経済新聞社)監訳メンバー。

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