書籍詳細

『SDGs経営の羅針盤』

SDGs経営の羅針盤

出版社名:エネルギーフォーラム

発行年月:2020年6月

SDGs(持続可能な開発目標)とは、2015年の国連サミットで「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に掲げられた、国際的な開発目標のことである。世界の150カ国を超える加盟国首脳の参加のもと、全会一致で採択された。貧困、飢餓、ジェンダー、教育、環境、経済成長、人権など、幅広いテーマをカバーしており、2030年までの達成が目指されている。豊かさを追求しながら地球環境問題に対処し、「誰一人取り残さないこと」が強調されている。

SDGsの登場の背景には、近年の地球環境や経済、社会の持続可能性に関する世界的な危機意識の高まりがある。国連で合意された国際的な開発目標には、これまでもいくつものアジェンダがあった。SDGsの前身であるMDGs(ミレニアム開発目標)が、その代表的なものである。

従来は、こうした開発アジェンダは、国や国際機関、NGOなどが対処するものという考え方が一般的であった。だが、近年は地球環境や経済、社会問題は、より深刻で影響が拡大しており、政府や国際機関だけでは対処できなくなりつつある。

そのため、企業、市民社会、メディア、教育機関などのさまざまな組織の積極的な関与が必要となっている。特に企業は、環境、社会、経済への影響力が大きく、業務体制の変革やイノベーションを通じてさまざまな課題に取り組むことができる。また、こうした取り組みを通じて、未来を見据えた持続可能な企業経営を志向することも可能となる。SDGsは、企業に対し、ビジネスを通じて環境、社会、経済の諸課題に取り組むことを期待している。(第1章より抜粋)


本書籍は、国際協力の専門家によるSDGsの内容解説。国連グローバル・コンパクトとサステナビリティ報告書のガイドラインを制定する国際的な非営利団体、GRI(GlobalReportingInitiative)による「SDGコンパス」に沿う手引き書となっている。
持続可能な新しい時代に生きる初心者から実務者まで必読!

序章
1章そもそもSDGsとは何か
2章なぜ民間企業にとってSDGsが重要なのか
3章サステナビリティ・レポーティングの枠組み
4章SDGs経営のステップ
5章SDGs経営の好事例
附録資料

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