「アベノミクス」がスタートして5年。いわゆる3本の矢により、株価の上昇、企業業績の回復など日本経済は明るさを取り戻しつつある。このままいけば2019年1月には戦後最長の景気回復期間を更新する見込みだ。しかし、人口減少と少子高齢化の流れは止まらず、近い将来に予想される大地震など先行きへの不透明感はぬぐえない。今後も安心・安全な社会環境を維持し、経済の活性化を進めていくには、インフラ整備が引き続き欠かせない。そこで注目されるのが、建設業である。直近は景気回復と東京オリンピックによる官民の建設需要で空前の好業績を記録しているが、かねて指摘されてきた重層下請け構造や就業者の高齢化など課題も多い。本企画では、これからの日本の社会と経済を支えるインフラ整備と建設業について、国土交通省建設流通政策審議官の青木由行氏に、株式会社Tranzax代表取締役社長の小倉隆志氏が聞いた。
- 【第1回】 日本において「建設業」が果たす社会的役割とは? 2018/05/15
- 【第2回】 建設業界の「担い手確保」「生産性向上」への取り組みとは? 2018/05/16
- 【第3回】 建設業界の生産性向上のカギを握る「ICT」の活用とは? 2018/05/17
- 【第4回】 建設業界の「重層下請け構造」・・・変化の兆しとは? 2018/05/18
- 【第5回】 建設プロジェクト全体の利益率が変わる!? 資金調達の新たな手法 2018/05/19
- 【最終回】 経済成長の鍵を握る「建設業の将来展望」とは? 2018/05/20
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