[連載]中国の「猪肉政治経済学」

2019年、豚肉価格の高騰が消費者物価指数上昇率を3%近く押し上げ、中国内で大きな政治・社会問題となった。新型コロナウイルスが懸念される中、景気刺激策や対米貿易問題での暫定合意とともに、豚肉の価格安定が経済減速を食い止める切り札とされていることが、中国における豚肉価格の重要性を物語る。本記事では、中国社会・経済における豚肉価格の意味について関連データから詳細に分析する。なお、本稿は筆者自身の個人的見解、分析である。

本連載の著者紹介

1976年、大蔵省入省。1990年、アジア開発銀行理事代理、2000年、香港理工大学中国商業センター客員研究員。2003年、アジア開発銀行研究所総務部長、2006年以降、財務省神戸税関長、財務省財務総合政策研究所次長、財務省大臣官房政策評価審議官、2010年から大和総研常務理事等の要職を歴任。2015〜21年、香港の日本ウェルス(NWB)独立取締役。一橋大学卒。香港中文大学普通話課程修了。

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