「金(Gold)」にはない美術的価値と“二度と作られない”希少性…金融ショックに強い〈アンティーク・コイン〉という実物資産の魅力【コイン収集歴50年のFPが解説】

「金(Gold)」にはない美術的価値と“二度と作られない”希少性…金融ショックに強い〈アンティーク・コイン〉という実物資産の魅力【コイン収集歴50年のFPが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

「有事の金」と呼ばれ、資産防衛の王道とされる金(Gold)投資。しかし、過去のデータを見ると数年間で40%も暴落するなど、投機的側面を持っています。「暴落リスクが怖い、でも現物資産は持ちたい」という投資家から注目を集めているのが、「アンティーク・コイン」です。本記事では、田中徹郎氏の著書『資産運用の視点からみた 決定版 アンティーク・コイン投資のすべて』(日本実業出版社)より一部を抜粋・再編集し、金投資にはないアンティーク・コイン独自のメリットと、金融ショックに強い理由を解説します。

金にはない、アンティーク・コインだけが持つ「美術品」としての特別感

金とコインのもう一つの違いは美術的な価値だと思います。

 

この2600年の間、私たちの先人たちはさまざまな金貨や銀貨を作ってきましたが、美術的な価値を持つ素晴らしいコインも数多くあります。

 

人それぞれ感じ方は違いますが、多くの収集家は1600年代から1700年代にかけてドイツやオーストリアで発行された大型の金貨・銀貨に美術的な価値を見出します。

 

特に、同時代のハンブルグやレーゲンスブルグなど都市の景観がデザインされた10ダカット金貨や銀貨ターレル(図表2)は、ある意味でコイン美術の頂点と言っていいでしょう。

 

(図表2)レーゲンスブルグのターレル(1793年)左:オモテ面、右:ウラ面

 

素材としてみれば、たとえば金貨は主に金でできています。その点ではコインは金と似通った性格を持っていますが、美術品としての価値という点からみると、コインは金や銀にはない特別な性格を持っているのです。

 

次ページアンティーク・コインに「投機マネー」が流れてこないワケ

※本連載は、田中徹郎氏の著書『資産運用の視点からみた 決定版 アンティーク・コイン投資のすべて』(日本実業出版社)より一部を抜粋・再編集したものです。

資産運用の視点からみた 決定版 アンティーク・コイン投資のすべて

資産運用の視点からみた 決定版 アンティーク・コイン投資のすべて

田中 徹郎

日本実業出版社

一つのカゴに卵を盛るな――これは投資の基本である。資産を増やすためには、株や債券などへの投資が一般的だが、これらペーパーアセットには激しい価格変動がある。古くはバブルの崩壊やリーマン・ショックなど、株式投資で大…

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