「お金がない」の2種類の意味
「もう彼女と会いたいと思わないですね。私が自発的に多めに払っていた部分はありますが、家を買う余裕があるなら、ひと言『半々にしよう』と言えたはず。都合よく使われていたと思うと、ちょっと……」
この経験は、彩さんにとって大きな教訓でした。人の「お金がない」という言葉には、“実際に困窮している”場合と、節約・貯蓄を優先して“自由に使えるお金が少ない”だけの2種類があります。
彩さんは沙織さんがいまだに前者の状況だと思い込み、善意で多く金銭を負担してきました。その立場からすれば、事実を知ったときの驚きや戸惑いが大きくて当然でしょう。一方、沙織さんはお金がないという言葉を盾に相手に甘えた結果、信頼を失うことになりました。
しかし、お金があるからといって、それを正直に言う人は少ないもの。しっかりしている人は、他人に見せびらかすことなく、静かにこっそりとお金を貯めています。「お金がない」という言葉に惑わされず、自分自身のお金の価値観を大切にしていくことが大切だといえるでしょう。
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