お金の「見直し」と「増やす」を同時に叶えるAI
では、具体的にどのように無駄を見つけ、お金を増やす力を育てればいいのでしょうか?ここで活用したいのが、AIです。
AIの強みは、何度でも正確にデータを処理し、客観的な視点で自分が気づかない無駄や改善の余地を示してくれることです。日々の家計簿をAIに管理させれば、「ここ数カ月で食費が15%増えています」「光熱費のプランを変えれば年間1万円節約できます」といったアラートを出してくれるのです。
ただし、AIをなんとなく使っているだけでは、本来の力を発揮できません。正しい情報を共有し、欲しい答えを引き出すためのコツを身につける必要があるのです。
具体的には、
・質問力(プロンプト)
・前提条件の設定
・必要な情報の共有
この3つがカギになります。
たとえば、「どうすれば貯金が増えますか?」とAIに漠然と聞くのではなく、「月の収入が25万円で、固定費が15万円。残り10万円の中で、どこを削れば毎月2万円貯金に回せますか?」と条件を伝えて聞く。こうするだけで、AIの回答は一気に実践的になります。情報を正確に伝えれば伝えるほど、AIはあなたの状況に合った具体策を提案してくれるのです。
この「質問力(プロンプト)」を磨けば、AIはお金の管理だけでなく、投資、節約、キャリアの相談にまで力を貸してくれる、まさに人生の参謀になります。
ライフプランの変化に応じたシミュレーションも簡単
当たり前ですが、人生は常に変化します。独身の頃は自分の楽しみや自己投資にお金をかけ、結婚すれば家族の生活費や教育費を優先し、老後には医療費や趣味に使うお金が増えていく。だからこそ、ライフプランは一度立てたら終わりではなく、「そのときの自分に合わせて何度もアップデートするもの」です。
AIなら、これを簡単にシミュレーションできます。
「転職して年収が下がりそうだけど、生活費はどこを見直せばいい?」
「毎月5万円を旅行資金に積み立てたいけど、どの支出を削ればできる?」
「老後資金として2000万円貯めたいけど、今から何を始めればいい?」
「物価が上がっているので、食費を抑える方法を教えてほしい」
こうした問いかけに、AIは瞬時にプランを提示し、必要に応じて再計算もしてくれます。一人では不安で止まってしまいがちな行動も、AIがそばにいれば背中を押してくれるのです。
荻原朝飛
AIコンサルタント/AIプロデューサー
