(※写真はイメージです/PIXTA)
type B:受動型…いやと言えないで尻込み
受動型も不登校に多いタイプです。自分の意見が言えないのでいやなことも断れず、友だちの言いなりになって後悔しがちです。
学校では活発な友だちの集団に圧倒されて萎縮し、なるべく目立たないように過ごしています。受動型の子は友だちが叱られるのを見ても不安になります。おとなしいので、親は「手のかからない子」と感じているかもしれません。心に積み重なった不安をうまく言語化できず、静かに不登校になっていきます。
会話を避ける
親から学校をのことを尋ねられると、顔を伏せ、なにも話せなくなる。涙をこぼし、しょんぼりする。
拒否できない
親からなにか言われても、はっきり拒絶することができない。黙り込んで、うつむき、体をこわばらせてしまう。
発表やグループ活動の日は欠席する
活動にはいつも消極的。みんなの後をついていくだけで参加したがらない。クラスでは影が薄い印象。発表やスピーチがある日は登校をしぶる。
目をつけられるのを恐れている
うまく自己主張ができず、クラス内のトラブルに巻き込まれていく。強い子に目をつけられいじめの対象になりやすい。できるだけ目立たないように振る舞っている。
叱責された場面を引きずる
自分ではないのに、クラスの誰かが叱られた場面を思い出し、学校が怖くなってしまう。教師や親の怒鳴り声や、その情景が鮮明に記憶にあり、思い出すと不安になる。
徐々に不登校になる
普段から「おとなしくて目立たない子」であることが多い。不登校の前からだんだん元気がなくなり、登校をしぶり始めるようになる。
「『どう?』って聞かれてもうまく言えない。学校は怖くて居場所がない感じ」

