(※写真はイメージです/PIXTA)
type D:衝動型…やりすぎて集団から孤立
思春期の子どもの課題は親離れです。そのため、同じ感性の仲間と行動しようとします。
ところが衝動型の子は、なんでもやりすぎる、おしゃべりで秘密を守れないといった場の空気を読まない言動が目立ち、集団から排除されがちです。「どうして受け入れてくれないの」と友だちに怒りを爆発させる子も。やがて友だちに背を向けて不登校になります。このタイプの子のなかには、発達障害や虐待経験のある子も含まれています。
仲間の信頼を失い、登校をしぶる
注目を得たい気持ちから、秘密にしていた話を暴露。たとえばグループLINEの内緒話を別グループで共有し、仲間にバレて無視され、暴言を投稿するなど。こうしたもめごとから登校をしぶる。「保健室でいい?」などと条件をつけて登校する。
怒りで場を壊し、離席や早退
小さなきっかけから一気に怒りを爆発させる。まわりにからかわれた怒りから廊下へ飛び出し、保健室やトイレにこもるなど。離席や早退が増えて、いやな授業時間だけ欠席が目立つ。
生活リズムが崩壊
強い刺激へ流れやすく、深夜までのゲームや動画視聴がやめられず、夜更かしや遅刻、宿題の未提出が慢性化。叱られると反発し、さらにそれを避けるようになる。生活リズムが崩れ、遅刻や午後からの登校などが常態化。未提出の宿題が山積みになり、成績が急降下する。
教師に反抗し逆恨み
わるふざけが加速。物を壊したり、授業を妨害したりする。教師から指導を受けると反発する。教師との面談を拒否。特定の授業などいやな場面だけ欠席するようになる
クラスで孤立し、イライラする
周囲に受け入れられなかった体験が積み重なり、「どうせ私なんて」とネガティブな思考におちいる。クラスで孤立し、家で不機嫌になり黙り込む。イライラが高まり「もう学校に行かない」と宣言する。
「仲間に入れてほしい。怒ってるんじゃない。強く見えても不安なだけ」

