ぬか漬けはごはんを引き立てる名脇役
──ぬか漬けの魅力を教えてください。
しらいのりこさん)
ご飯と相性抜群のぬか漬けは、主菜や他のおかずを食べる前に箸休めができるチェイサーとしても活躍します。
口の中をさっぱりさせる箸休めとして食べるのならば、さわやかな風味の浅漬けがおすすめです。短時間で漬かる浅漬けはサラダ感覚で食べられて、手軽に乳酸菌が摂取できるので、腸活にもぴったり!
ごま油で和えたり、細かく刻んだりして調味料として使うと、料理の幅も広がります。

ぬか漬けにぴったりな定番素材と、意外とおいしい変わり種
──いろいろな食材を漬けてきたごはん同盟さんが、一番好きな食材は何ですか。
しらいのりこさん)
初めて漬けた食材がキュウリだったのですが、今でも変わらず、キュウリのぬか漬けが一番好きです。キュウリは生で食べても十分においしい素材ですが、ぬか漬けにすると酸味とほどよい塩分がプラスされ、ごはんとの相性も格段とアップします。
──「ひと通りの野菜は漬けてみた」という方に、変わり種のぬか漬けを教えてください。
しらいのりこさん)
私がおすすめする変わり種のぬか漬け素材は、りんご、チーズ、アボカドの3つです。

ぬか床に漬けると、あまじょっぱい味に変化するりんごは、ヨーグルトをかけてデザート風に食べたり、お酒のおつまみにもぴったりです。
チーズはぬか漬けにすると身がギュッと引きしまって、うま味が増します。チーズの種類はモッツァレラがイチオシですが、初心者の方には形のくずれにくいプロセスチーズをおすすめします。
アボカドは、ぬか漬けにするとあの独特なコクが凝縮して深みが増し、驚くほどのおいしさです。
シライジュンイチさん)
ソーセージのぬか漬けは、スモーク感が増しておいしいです。ただ、ぬか床に直接入れると、他の微生物に悪影響を与えることもあるので、ジッパー付きの袋などに移して、単体で漬けることをおすすめします。