イケオジ風のエリートサラリーマン…想像を裏切る質素なライフスタイル
「スーパーで買い物をするにしても、何でも高い!」と話す阿部哲也さん(仮名・48歳)。イケオジ風のその姿から、そのような所帯じみたい発言が出るとは、少々意外です。
大企業勤務で役職につき、明らかにエリートに分類されるだろう阿部さんの給与は、月収で70万円、賞与も含めた年収は1,200万円だといいます。厚生労働省『令和5年賃金構造基本統計調査』によると、大企業勤務の役職付きサラリーマン(平均年齢47.4歳)の平均月収は55.9万円、年収で959.1万円。その平均を大きく上回る後藤さん、エリートといっても過言ではないでしょう。
【年齢別・大企業勤務「役職付き」サラリーマンの平均給与】
「20~24歳」…28.4万円/418.1万円
「25~29歳」…37.1万円/599.7万円
「30~34歳」…39.5万円/675.4万円
「35~39歳」…46.1万円/832.1万円
「40~44歳」…50.6万円/862.7万円
「45~49歳」…55.3万円/949.3万円
「50~54歳」…61.8万円/1,062.3万円
「55~59歳」…67.1万円/1,149.6万円
「60~64歳」…66.6万円/1,111.5万円
※数値左より月収/年収
所帯じみた会話のほかに、後藤さんについて驚かされるのはその住まい。都心からJRで20分ほどの「中野」駅、さらに歩くこと15分ほどの住宅街にある中古アパート。その2階に後藤さんの住まいはあります。
リノベーションしているというアパートは古さは感じませんが、実は築40年弱。間取りは1Kで、家賃は7万2,000円だとか。年収が大台を突破するエリートとしては、少々質素な暮らしを連想させますが、どういうことなのでしょうか。
――養育費が大変で……