人の真似は恥ずかしいことじゃない
「真似をする」と聞いたときに、みなさんのなかには「誰かの真似なんてよくないんじゃないか」「もっと自分で考えるべきなんじゃないか」と思われる人も少なくないでしょう。
でも、例えばどうにも難しくて解けない問題に挑戦していたとして、多くの人はどうにも無理ならギブアップして解答を見ると思います。または解答がなければネットなどで答えを調べるでしょう。分からない問題でずっと時間をかけているよりも、手っ取り早く答えを見てしまった方が当然効率いいですよね。
受験以外でも何か問題に直面したときに「どうすればいいだろう」と考えて自力で答えを出そうとします。しかし、どうにも解決できそうになかったら、人に相談したり、自分と同じ状況の人がどうやって解決したかを調べたりするはずです。
まずは優れた人のやり方を真似してみよう
人間は不思議な生き物なので、「問題」として出されたら、「分かんない。答え教えて!」と誰かに答えを聞くことに抵抗感がないにもかかわらず、自分の悩みや目標を達成するときには「自力で解決しなきゃ」と考えて、答えを聞くのが悪であるかのように考えてしまうわけです。
「まなぶ」という言葉は、「まねぶ(=真似をする)」という言葉から派生したという説があります。人の真似をすることで成長するというのは人間の本質だと言えるでしょう。日本という国だって、明治維新の後は徹底的に諸外国の真似をしました。
だから「どうやって? (HOW)」で迷ったら、真似をしましょう。英単語が分からなかったら本書の覚え方を真似すればいいのです。模試で悩んだら模試の章を読んで最初から最後までやり切りましょう。そうやって真似をしてから、自己流に改造していくべきです。
「これがすべて実践できるのは、頭の良い人だけだ」と考える人がいるかもしれませんが、それは逆です。真似をするだけなら誰でもできます。どんなにつたなくても、必死で真似をして実践していくことで、頭が良くなる。勉強というのはその繰り返しであり、端から才能があって何でもできるわけではないのです。
HOW思考 まとめ
東大首席の彼女もこのHOW思考で勉強していたのですから、その効力は折り紙つきです。
ただし、もしかしたら周りに参考にできる人がいなかったり、友人に聞きづらかったりすることがあると思います。
これはあくまで一例ですが、私の知り合いで地方から東大理Ⅲに合格した人は、「自分より上の学力の人と知り合いになりたい」と思ったときはX(旧Twitter)で探したそうです。同じ大学を目指している人や、浪人生のアカウントなどを見つけてはフォローすることで情報交換をしたとのことでした。
さらに、いまではYouTubeなどで勉強を教えるチャンネルがかなり増えましたよね。
「PASSLABO」「とある男が授業をしてみた」「Stardy」など、実績ある人たちの勉強法が無料で見られるので、それも参考にして真似するところから始めるのもいいかもしれません。
西岡 壱誠
株式会社カルぺ・ディエム
代表
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