チームで仕事をするうえで、メンバー同士が自由に意見を言い合える雰囲気は重要です。しかし、実際にはなかなか本音を言い出せなかったり、意見が対立することを恐れて沈黙してしまったりするケースも多いのではないでしょうか? 本記事では小川隆弘、氏による著書『成果が出る1on1 部下が自律する5つのルール』(ごきげんビジネス出版 ブランディング)から一部を抜粋・再編集し、上司が目指すべき「心理的安全性の高い」チームについて詳しく解説します。
部下が閃いた「いいアイディア」を上司に伝えない「あっけないほど単純な理由」【外資系メガファーマ・元営業所長が解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

心理的安全性のよくある誤解

一般的によく誤解されているのは、「心理的安全性が高い=ぬるま湯の職場」と思われている点です。ここはハッキリ申し上げます。心理的安全性が高い職場は、ぬるい職場ではありません。学習するチーム、業績達成意欲が高いチームこそ、心理的安全性が高いチームです。メンバー同士の仲がよい悪いは関係ありません。業務達成意欲が高く、成果のためには健全な意見の衝突が十分にあり得る関係性こそ、心理的安全性が高いチームなのです。

 

よって心理的安全性が高いチームとは、ハイパフォーマンスチーム、もしくはハイパフォーマンスチームになろうとしているチームといえます。決してぬるま湯のチームではありません。

 

私が「ワイワイガヤガヤ、ジョークが飛び交う明るい職場」を目指したのは、まんざら間違っていなかったようです。

 

 

小川 隆弘、

キャリアコンサルタント、コーチ、研修講師

 

※本記事は『成果が出る1on1 部下が自律する5つのルール』(ごきげんビジネス出版)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。