ここ最近、何か「頼まれたこと」はないか?
「気づき」は、能力を持つこと以上に重要です。持っている能力に気づけば、新しく知識や技量や能力を高める必要がないからです。
この1週間に、あなたは、家族や友人や同僚や近所の人などから、何か聞かれたこと、頼まれたことはありませんか? あるいは、この1か月、1年・・・10年ではどうですか?
「じいちゃん、このコマ、どうやって回すの?」(孫に聞かれた)
「これ、どうやってつくるの?」(手編みソックスをあげた人に聞かれた)
「ゴルフ道具、どのショップで買えばいいですか?」(同僚に聞かれた)
「今日は、どのポイントですかね?」(趣味の釣り仲間に聞かれた)
あなたが聞かれたり頼まれたりしたのは、わからない問題を抱えて困っている人が、「あなたならわかりそうだ。解決する能力があるに違いない」と思ったからです。
頼まれたこと=自分に備わっている能力
自分が聞かれたことや頼まれたことを思い出し、紙に書き出して眺めてください。それは、あなたが誰かに期待されたことであり、あなたの能力に関係があることであるはずです。
まず、それを探しましょう。自分の職務経歴書を作ることも非常に有効です。自分の持っている隠れた資産を、すべて「棚卸し」してチェックするのです。
自分にどんな問題解決の能力があるかを知り、自分自身が「金の卵を産むニワトリ」になる。──何よりも重要なのは、この「発想」です。
<ポイント>
自分にどのような能力があるかを知り、困っている人の問題を解決して対価を得られれば、自分自身が「金の卵を産むニワトリ」になることができる。